さて、TGHのトランスミッション、2.LOW E.B.R Editionですが、既存のものと何が違うのか、気にしてませんでした。ただ値段が上がっただけなのかと思っていましたが、よくよく見てみると、明らかに違うところがありました。
こちらが旧トランスミッション。
こちらがE.B.R Edition。
写真ではネジが一本多いだけに見えますが。実はこれスキッドマウントパターンが違うんです。
既存の2.LOWのマウントパターンはこのネジ2本で止めるタイプ。
対して新しい2.LOWは上の記載にある通りSCX10/SCX10Ⅱと同じマウントパターンなんですね。要するにあの非常に一般的でシンプルなaxialの3ギアのトランスミッションと同じ4つ穴で固定するタイプ。(ネジ穴は4本あるか不明ですが)ってことはですね。何もgspeedシャーシに限らずとも、ノーマルのSCX10Ⅱやelement enduroにも付けられちゃうってことです。恐らくこれが、E.B.R. = Elizabeth "BETSY" Rossの由来なんですね。この名前の人物はアメリカの星条旗を初めて作った人ってことになってます。その際、旗に描かれている六稜星を現在の旗に使用されているような、より制作しやすい五芒星に変えたと言われているようです。要するにみんながこの2.LOWを使ってマシン制作しやすいように、スキッドのマウントパターンを変えてあげたよ。ってことなんだと思います。
これは画期的なことですね。上手いことやればSCX10Ⅲにだって乗せられますよ。既に品切れですがそのうちまたストックされるといいですね。私は今欲しいのはフロントモーターのトランスミッションなので、今は必要ないです。
ただね。このトランスミッションは結構搭載するの難しいですよ。
こんな感じで高さがない代わりに横幅が広いんですよ。なので、モーターが少しはみ出します。はみ出したせいで、極度に短いアウトランナーモーターしか乗せられません。シャーシフレームに干渉してしまいますからね。上手くやれば乗るかもしれません。若干高さを変えられるスペーサーが付属してますから。
あとは実際乗せてみると分かるんですが、センタードライブシャフトに結構角度がついちゃってます。これは地味に嫌ですよね。
といった感じで、私はあんまりこのトランスミッションは好みではないです。モーターが限定されるとescも合わせて限定されるので、カスタムの幅が狭くなりますからね。
今回は以上です。